一生懸命やれる『かかわり』がくれる、人生の宝物。

介護施設での仕事は、ひとの人生と正面から向き合う仕事ですから、大きなやりがいの部分としんどい部分を併せ持っています。
私が作業療法士として現場に出ていた頃、ご利用者が泣きながら私にお礼の言葉をくれたことがありました。

「私にこんな日が来るなんて思わなかった。頑張ってきてよかった。生きててよかった。先生ありがとうございます。」

彼女は足を悪くし、医師からは寝たきりと診断されていました。


でも根気よく、諦めず、一緒にリハビリを続けていると、当初の診断を裏切るように少しずつ歩けるまでに回復したのです。

私が何か特別なことをしたわけではありません。当時の私は一生懸命やれるかかわりをしただけ、彼女の持っている力を最大限に引き出す努力をしただけ、と思っていました。
でも、そうやって懸命に自分がご利用者に関わることは、こんなにも感謝され『生きていてよかった』とまで思ってもらえることなのだと初めて分かったのです。

その時にもらった笑顔の涙と言葉は今でも忘れられません。しんどい時は、いつもその場面を思い出します。
介護はしんどいこともありますが、この仕事を通じて私が出逢ったような喜びや感動を、みなさんの心の中に1つでも多く持ってもらえたら、と思うのです。

志があれば、前へ進むための楽しみに変わる。

社会福祉法人 光志福祉会は、人の幸せのために何をすればいいかを考え行動できるこころ「志」に「光」を当て続け実践していくという思いで『光志福祉会』と名づけました。

私は昭和53年生まれ、まだまだ成長過程の人間ですが、課題に向き合い1つ1つクリアしながら今に至っています。
自分の役割や立場を考えながら、今必要なこと、これから必要なことをイメージして取り組んできました。

やりたいことや目標があれば、しんどい、ということは『苦労・苦痛』ではなく『試練』のひとつになります。
前へ進むための試練と考えれば、それは『苦痛』ではなく『楽しみ』に変わってきます。自分自身が成長していくことが、嫌なはずないのですから。

介護の苦楽を心から分かち合い、成長していける大切な仲間とともに。

光志福祉会は、ご利用者さまお一人おひとりに合わせた喜びや感動のサービスを提供し、必要とされるいい施設であり続けたいと思っています。
そして、これから出逢う新しい仲間とともにやりたいことがまだまだたくさんあります。
高齢者だけではなく障害者の分野も積極的にかかわり、障害者雇用にも力を入れるなど、福祉の分野で人の役に立てる喜びを感じながら成長していきたいと思っています。

こんな志に共感し、一緒に成長したいと思ってくれる新しい仲間へー。
ぜひ私たちと苦楽をともにし、一緒に成長していきましょう。